住まいづくり考

冬を愉しむ


日本の四季の中でも、夏と冬のすごし方は、すまいを考えるにあたって重要な課題です。
写真は旦東の家の薪ストーブ。家族室の一角に置いた薪ストーブは、冬の安らぎと暖かさを与えてくれます。
火を熾すという行為は、私たちの太古の記憶から、身を守り暖をとり調理をするという、生きること、住まうことの原点にもつながっているのではないかと感じることがあります。
火のはぜる音、 薪の燃えるにおい、暖をとるための副産物ではありますが、住まいながら冬を愉しむための大事な要素です。

ここでは、薪ストーブを管理するうえで必要な革手袋、火バサミ、スコップ、荒神帚などのまとめておけるスタンドを、木と鉄で作りました。昔ながらの作りの日本の住宅には、既製品よりこういったもののほうが合うような気がするのです。

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