ひとつひとつ 

お正月に訪ねた伝統建築の玄関アプローチです。握りこぶしほどの大きさの石を向きや大きさ、隙間や石と石のつながりを考えながらたたき締めた仕上、とても手間がかかっています。この手間が美しいさのひとつ目の理由です。ふたつ目は川石の不揃な表情・色合い・種類が織り交ざる複雑さです。みっつ目は石と石の隙間には小さな苔が生えそこにあった時間だと思います。時が経つごとに少しずつつみかさなっていくことで深いおもむきを感じるようになっていくはずです。素材の石は安価なものだとおもいますがそこにつかわれた人の手と時がつなぎとめているものに価値を感じてしまいます。
昔からの技や感覚も大切にしなくてはいけないこと、そして人の手でしかできない仕事もそこにあるはずです。
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