ブログ住まいづくり考

削る

内装の材料を木工所の鉋を借りて削ってみました。材料はミャンマー産のチークという材料で雨・風の風化にとても強い材料です。丸太を製材して15年は天日にて乾燥した良材で木の曲がりや暴れはありません。長年乾燥させせた材料は白っぽく風化し一見、何の樹種かわからなくなりますがうっすらと鉋がけしてみるとチークの油分の強い香りがします。僕はこの木材の香りが好みに合っていてよく採用しています。
木材の乾燥は人工乾燥と天然乾燥とに分かれます。人工乾燥は確実に木材の水分量を下げて加工後の狂いを抑えていますが何分熱を加えているので木の色より少し日に焼けたように見えます。それに対して天然乾燥は自然の乾燥と時間をかけないと出来ません。木材の香りと色合いは変わらずとても落ち着いて見えます。僕はなるべく天然乾燥のものを探して採用しています。そして木材にとても大切なことは丸太をどのように製材・木取りし狂いの出難い仕上げにしていくか職人の技術もあります。
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