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延養亭の屋根

昨日は後楽園の延養亭の葺き替えの一般公開を見学してきました。
屋根の補修でこけら葺きと呼ばれるサワラの木を3mmの厚さに割ったものを重ねて張っていく工法です。サワラの木はヒノキ科の針葉樹で雨・湿気に強い素材です。この割り板を竹釘と専用の鎚をつかいトントンとリズミカルに打ち付けていきます。この人の手が織り成すリズムがとても心地よく印象的でした。小さな木の板を少しずつずらしながら10枚ほどベタの部分では重なっています。すべて人の手と自然素材の屋根です。いつもつかっている工場で生産された素材と違いすべてが自然の流れでできた素材と工法に憧れをおぼえてしまいます。施工会社で児島工務店さんで全国各地でこけら葺きの仕事を続けられています。大切にしていきたい伝統工法だとおもいます。
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