ブログ住まいづくり考

適材適所の材料

木造の建物にはもともと色々な種類の木材が使われていました。身近にある木材で以前は栗の柱や土台・梁材には曲がった地松丸太に垂木として杉の丸太を用いた茅葺の民家が岡山の山間部には見らます。以前は杉・桧の植林が少なく直線材は貴重で身近な材料の松・栗といった曲がった素材の特徴をつかみながら建てていたことだと思います。材料には適材適所があり写真は栗材で水・湿気に強く重宝されています。今回の建物には奮発して土台に採用しました。乾燥が難しく変形することも多い素材ですが使い方によってはとっても力強いものです。栗の木も原木からは直線材を製材することが難しいですがなんとか希望の寸法を取ることが出来ました。今回の家の構造材の材種は栗・桧・杉・地松と真庭市産の材料を中心に揃えています。
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